アロマオイルとの出会い
わたしは小学生の頃から肩こりに悩まされ、祖母によく肩たたきをしてもらっていました。
それは大人になっても解消されず、時間を見つけては整骨院や整体院、エステサロンに通う日々。
この先もずっと肩こりと隣り合わせの生活が続くのだと思っていました。
そんな折り、わたしはアロマセラピストの学校があることを知ります。
はじめは興味がなかったのですが、なぜか頭から離れず、結局は通ってみることに。
そこで、長年苦しんだ肩こりの原因が、ストレスなどの精神的なものであることを知りました。
学校では実際に人の身体に触れる機会もたくさんあったのですが、そのたびに、幼いころの祖母との思い出がよみがえりました。
祖母の手は、仕事で年中冷たい水や土を触っていたため、すごくシワシワでカサカサしていましたが、不思議と寒い冬でもいつも温かかったのを今でもよく覚えています。
肩をたたいてもらうと、肩だけでなく心まで温かくなったものです。
そんな思い出から、「わたしもアロマを使い、手で人の心と身体を癒し、不安を取り除いてあげたい」と思うようになりました。
患者さん一人一人に寄り添う治療を
『こころ整骨院』は4年前、夫婦で開院しました。
一番大切にしているのは、患者さん一人一人に寄り添うこと。
たくさんの患者さんを診るために一人当たりの診察時間を削ってしまうと、どうしても根本的な原因まで突き止められないことや、治療が行き届かないことが多くなってしまいます。
身体が元気じゃないと動けません。
動けないと家族と一緒に過ごせません。
だから、根本的な原因まで探り、突発的なケガだけでなく、ストレスなどが原因の慢性的な症状も治したい。
そんな想いから、当院ではじっくり丁寧に患者さんのお話を聞くことを大切にしています。
時には、生活面のアドバイスをさせていただくことも。
食事や運動、リフレッシュ方法など、症状を改善するヒントはあちこちにあります。
自然に逆らわないことを念頭に、天然由来のものを使ったり食べたり。
その人の自然体、つまりストレスが増えず、無理のない状態について考えたり。
患者さんと一緒にがんばる整骨院でありたいと思っています。
日常にアロマオイルという選択肢を
日本だとまだまだ嗜好品としてのイメージが強いアロマオイル。
しかし、精神的なものからくる不眠やストレスそのものを解消する効果が見込まれ、ヨーロッパでは病院でも処方されていているんです。
日本では、現時点でアロマオイルを薬として処方することはできませんが、薬に抵抗感のある人や薬で効果が出なかった人、できるだけ自然のもので治したい人の新たな選択肢になる可能性は十分にあるでしょう。
そんなアロマオイルの魅力をもっとたくさんの人に伝えたい。
もっと身近に感じてほしい。
そんな想いから、オリジナルブレンドアロマを構想中です。
その他に、Natulyとして2社とのコラボ商品も。
例えば、アウトドアシーンで使えるアロマオイル。
虫よけスプレーやキャンプ用品の消臭など、精油の配合を変えることでいろんな可能性があります。
もちろん天然素材なので、大人から子どもまで安心してお使いいただけます。
健康的で罪悪感なく食べられるお菓子や、今まで捨てていた米ぬかとおからを再利用した入浴剤など、子どもにも安心して勧められるものもどんどん作りたいと思っています。
